治恵医学大学
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伝承医学の診断法 鍼とは? 灸とは? 按摩・指圧・マッサージとは? 宿明学とは?
創立理由
 「刺入という事は、鍼を刺しいれるのではない。鍼を入れさせてもらうのである。・・・刺し入れるという感じよりも吸い込まれるという感じを持てるように刺し入れるのでなければならぬ。刺鍼の心境は静にして動でなければならぬ。刺鍼(つまり下鍼)に際しては端正・安静・誠意・自重・心慕なく、貴人に接するがごとく・薄氷を踏むが如く・正指直指・心技一如の境地より手法すべきである。鍼の弾力に相応し力を持って刺入すればまず刺入できないことはない。」    

 「人の体表に触れてから、骨の表面に達するまで、鍼尖に触れる物は、言わずとも各層の組織細胞に違いない。が、(鍼尖に触れると言う事は)鍼尖を目とする指頭感覚のことである。生体のごとき機敏躍動は懈怠心では捕捉し難い。不断に「鍼尖に触れるもの」を追求して得べき物と考える。主体を指頭の場において一如たらしむることが、鍼をして神妙ならしむるものではあるまいか。」


 鍼尖をまるで目のように研ぎ澄まし、患者個々人の機微躍動する生体に対して心穏やかに、謙遜にしてその在りのままを直視し貴人に行うように行うならば、それは神の技であることを故人自ら体得し、また精進するよう後輩諸氏にこの様に語りました。
 また、西洋医学と東洋医学の融合や、東洋医学の世界進出についても大きな期待を抱いていたことが多くの書物から伺えます。